BE:FIRST

【 THE FIRST】クリエイティブ審査NEO各曲チーム分けと評価解説

音楽プロデューサーのSKY-HYにより2021年に行われたボーイズグループオーディション『THE FIRST』では合宿審査が行われました。

合宿最終審査では課題曲審査ともうひとつ、「クリエイティブ審査NEO」と呼ばれるクリエイティブ審査があります。これは、楽曲(元トラックとしてSKY-HIの曲を使用することはできます)、振付などは全てボーイズたちの自由で、イチから音楽を作り上げるという審査です。 チーム分け(メンバー決め)もボーイズたち自身で行います。

クリエイティブ審査NEOチーム分け

  • グループ1 → ソウタ、ショウタ、マナト
  • グループ2 → リュウヘイ、シュント
  • グループ3 → ジュノン、リョウキ、レオ
  • グループ4 → ラン、レイ

\BE:FIRSTが誕生したオーディション番組からデビュー後までの全てのコンテンツが見られるのはhuluだけ/

Show Minor Savage(ソウタ,ショウタ,マナト)

もともとの3人の相性からして合っていたという前提があり、3人の音楽的バックグラウンド(どんな音楽を聞いてきたか、どういう音楽に魅力を感じてきたか)が似ていると本人たちも言っていたが、裏をかえせばこの場所で初めて彼ら3人が「本当にやりたかったことはこれだ!」と声高に証明してみせた場所でした。

その場所がデビュー前に一度でも、審査という形であれ訪れたことは、本当に尊く、貴重なパフォーマンスでした。そしてその経験を共有できた事はファンにとっても、とても幸せなものでした。

彼らのアーティスト人生のなかでもきっと今までもこれからを通してもレアな、宝物のような数分間だったと思います。

クリエイティブ審査NEOで開花したマナトの本当の魅力

本当にやりたかった音楽はこれだという気持ちは、マナトに顕著に表れていました。彼の楽しそうで開放的な笑顔が魅力的であり象徴的でした。

それは彼がレッスン生として活動していた十代の頃の葛藤から解き放たれた瞬間であり、審査という枠の中でSKY-HIと共に視聴者も共有できた瞬間でした。彼はオーディション開始時から高い歌唱スキルとダンススキルを持ちながらSKY-HIからしても「閉じている」状態でした。

彼に好きな音楽を聞くと目を輝かせて躊躇なく話し出すが、その音楽自体は彼に今まで求められている音楽とは乖離していました。彼の才能を、彼の魅力のまま彼の希望のまま表現できる場所は、今まで訪れて来ませんでした。

全てを諦めるには彼には才能がありすぎました。マナトは期待をすることすら諦めかけてきた頃にこのオーディションと出会ったのでしょう。

だから彼の笑顔は今までのどんな審査より内側からでてくる自然な笑顔で、それは画面を通して伝わって来ました。大切な仲間と、大好きな音楽ができて、良かったね、とマナトファンは思ったことでしょう。

スポンサードリンク

Club JRL(ジュノン、リョウキ、レオ)

Show Minor Savege が「オレたちの音楽をオレたちの形で届けたい」という自分目線だとすれば、Club JRL は「こういうオレたちを見たいと思ってるでしょ?」という他者視線に立った楽曲です。

男性ボーイズグループ、20代男性という属性という前提がある上で、異性にアピールできる男性としての「セクシーさ」というスキームでの理想形がClub JRLでした。この境界線はとても難しいですが、よいバランスで表せていました。

視聴者の想像を、曖昧に掻き立てられるのが一番ハマるラインだとすると、楽曲中のリョウキのラップはとても素直に入ってきました。逆に彼は今回あえてさわやかにしている感じもありました。個人的には蜜の味はちょっとギリアウトです。

大多数の視聴者である女性が、心をドキっとときめかせる一瞬も上手に配置してあります。楽曲のラインはわりとオーソドックスでダンスもゆるめだし、シチュエーションもお持ち帰りからのワンナイトラブ、というベタな設定ですが、だからこそ情景が頭に描きやすいし、そのドキッとポイントが映えていました。

目元のラメメイクはドキっと何割り増しかに貢献されてます。

ジュノンとレオが初めて見せた大人の男性としての魅力

特にレオやジュノンに関しては今まで「年長者(10代ではないという意味)」ではあるけれど男性としてのアピールが少な目だったので、分かりやすいさわやかさやリーダーシップ、マイペース、みたいなものがクローズアップされがちだったので、そのギャップが良い作用を引き起こしました。例えるなら大学のサークルで優しい草食系イケメンの先輩が、「ちゃんとやることやってるらしいよ?」と聞かされるような。あ、そういこともできる人なんだ、みたいなギャップですね。

この分かりやすさは今後デビューしたときにはなかなかプロの楽曲としては出して来る可能性が低いので、そういう意味ではこのアプローチがかなり素直に作用した素敵な曲でした。

自分たち自身で作る二次創作という匂いまで感じる作品でした。

Addictive Art (96black)(リュウヘイ,シュント)

リュウヘイは、日々あまりに思想が深くて繊細なので、もてあましている感情や彼の中にある語彙が渦巻いている、その現在ではそれが一番率直に表現できた作品ではないかと感じさせる一曲でした。

「荊棘」とか「野薔薇色」とか「哀となり」などのワードセンスも純文学チックで、椎名林檎風(あくまでも選択する語彙と漢字でという意味)というか、良い意味での厨二病感がありました。

シュントはおそらく、ではありますがリュウヘイのそういう表現というか内面のことは旧知の仲として知っていると思うので、それに合わせたというか寄せたという感じもありつつ、でもシュントとして表現の幅を広げたい、リュウヘイとなら広げられとも思ったと考えられるし、リュウヘイもシュント以外ではその側面を見せることは躊躇したと思うので、唯一無二のコンビであるし、純度の高いパフォーマンスが完成しました。

Ranrei (ラン・レイ)

音楽「音を楽しむ」ってこういうことなんだなあ、というのを体現した作品です。

レイちゃんが「こういうことをこうしたい」という意思がはっきりした初めての機会で、それを深く理解できた蘭ちゃんと唯一無二のステージを築き上げた楽曲です。

ただ、それはSKY-HIがこれから作り出そうとするボーイズグループのベクトルとは異なったことが(合宿時から徐々に社長は知っていたとは思うが)、視聴者にも明確になったステージでした。

思えば圧倒的歌唱力があったということは誰が見ても明らかでしたが、ボイストレーニングを経て声質はより改善されたことが、皮肉なことに今回のボーイズグループが求めている声質とは異なっていました。もちろんその歌唱力で人の耳や目を惹きつけることはできると思いますが、レイちゃん自身はとっても楽しそうで幸せそうで、だからこそメンバーを決める最後のきっかけになった、楽しくて、キラキラした一瞬のきらめきである楽曲です。

THE FIRSTのクリエイティブ審査NEOがBE :FIRSTのメンバーを決める決め手となった

合宿最終審査としてプレデビュー曲の「Shining One」の課題曲審査と共に行われたクリエイティブ審査NEOでは、4グループ全てにおいて、参加メンバー全員のクリエイティビティが光り、個性や才能を再認識させる素晴らしい楽曲が出来上がりました。

クリエイティブ審査NEOによって、秘めた才能が開花され、BE:FIRSTのメンバーとなる最後の一押しをしたマナト,ジュノン,レオ,の一方で、個性があまりにも強く現れすぎたことでメンバーに選ばれなかったレイと運命は別れました。

ただ、審査後のそれぞれの未来がしっかりと明るく照らされるオーディションの結末により、全ての結果が本人にとって最善の結果であったと視聴者に思わせてくれた素晴らしいオーディションであったことは間違いありません。

スポンサードリンク

-BE:FIRST
-, ,